アーユルヴェーダ
アーユルヴェーダの考えは
美しく健康に生きる。
そのためには、私たちが普段摂取している食べ物を整え、胃腸の運動により、消化、吸収、排泄を正常におこな得るようになることです。
それが行われないと、胃腸の働きが低下し、膨満感、胸焼け、食欲不振など様々な症状が現れます。
食物の消化吸収を担う「アグニ」
アグニは、火を意味します。
自分の火をより良い状態に保つために体を整える必要があります。
3つのドーシャ(体質)では、ヴァータが優勢な方は他のドーシャに比べると若干アグニが弱い傾向にあります。ピッタ体質の方は強め、カパはピッタよりは時間がかかります。ドーシャのバランスが取れている状態の時はアグニも正常に機能しているが、バランス状態に何らかの障害が起こるとアグニの機能障害が起ります。
便秘
1日1回排便がなければ便秘と言えます。体質によって多少変わりますが1日2〜4日排便をすることが理想です。
ガス(おなら)
食後におならが出るのは健康ではありません。過剰なガスは食べ物が与えてくれる栄養を吸収するのを妨げ、同化することができません。
1日を通してガスっぽい、食後におならが過度に発生するなどの症状は問題が起きている証拠です。消化の火が衰えているか、食べ方や食べているものに問題があることが原因です。
・冷たい食べ物の摂取
・液体を食事中や食べ直後に大量に摂取する
・揚げ物、砂糖を含んだ食べ物を多く摂取している
・精製食品の摂取
・重たい質の食べ物の食べ過ぎ
・充分に噛んでいない
・不規則な睡眠パターンや食生活
・運動不足/運動をしない
・生理的欲求の抑制
・嫉妬、怒り、混乱、痛み
以上のような状態がアグニが乱れる原因になります。
アグニのバランスを保つためには?
・規則正しい生活をする
・白湯をこまめに摂取する
・固形物は最低20回しっかり噛む
・一つ前に食事が完全にに消化されるまでは食べない(お腹が空いてから食べる)
・食べる時は座って食べ、気を散らすものを最小限にする
・静寂の中で食べる 軽い音楽はOK
・食事を始める前に、内側からリラックスする
・消化を助けてくれるスパイスを使って調理する
・プラーナ(エネルギー)を目覚めさせるために軽く調理する
・許すことを実践、古い怒りを精算し、内側からの抵抗を手放す
・自己受容を実践する